網戸に、蜂が大きなボール状になってとまっていた。ブンブンうなっている。
中央の女王蜂を守って、働き蜂がかたまりになっている。
やがて、女王蜂一匹を残して、他はみんないなくなった。何処かへ仕事に出かけている。
今がチャンス。
網戸に近づき、網戸にとまっている女王蜂をながめた。誇り高きスズメバチの女王。
視線が合う。大きな目で、私に挑戦する。
「私をどうするつもり? 私は、母よ。母性よ。あなたに私を殺せるの?」
今、彼女を殺さなければ、この周辺に巣を作られてしまう。
そうなれば、この家を訪れるクライアントも、近所の人も、大変な危険にさらされる。
殺虫剤のスプレーを手にする。
ただ。。。でも。。。
夢によって、深いところを問いかけられた。
二元性の対立。生き残りをかけた戦い。
光の勝利。
闇はただ排除する。
、、、だけでいいのか。
双方が穏やかに共存する。
、、、そんな道はあるのか。
話し合いができればいいのだろうけど。
まあ、スズメバチに言っても無理ですよねえ。(^^ )