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「置かれた場所で咲きなさい」

(置かれた場所で、色を変えるあじさい)

2018年3月30日に、息子の16歳の祝祭セッションを行いました。(誕生日は4月なので、今は17歳ですが。)

以前コンシャスチョイスでご紹介した15歳の祝祭セッションでは、じっちゃんが彼に見せたのは、彼が隠していた、一人きりで抱えていた大きなトラウマでした。そして、その手放しを促されました。

その後の1年間を、彼はどのように生きてきたのでしょうか。

今回のセッションで明らかになったのは、トラップされていた当時のトラウマの時空からは抜け出したけれど、まるで、そのとき無力だった自分を罰するかのように、償うかのように、過剰なまでに他者奉仕に向かってきた彼の姿でした。

他の人を、友人を、仲間を大切にし、優先するあまり、自分への愛がすっかり足りなくなっていました。エネルギー不足で、疲れ切っていました。

そんな彼にじっちゃんが見せた世界は、、ただひたすら、静かな、一人きりの世界でした。

何も考えることなく、ただじっとして、時が止まった中で、自分だけを感じている、、、人間関係を含め、外界のあらゆるものから隔絶した世界でした。

彼は、一人きりになる時間をものすごく必要としていたのです。

私たち親は、彼が、友人とはしょっちゅう出かけるのに、帰宅すると自分の部屋にずっとこもってしまう、そのことが寂しくて、不満に思って、しばしば、彼にもっと親に対してもオープンになるように求めていたのですが、、彼はそれで精一杯だったんですね。

彼は外で必要以上に他人に自分を合わせてくる分、家に帰ると、自分のやりたいことだけをしていたかったのです。つまり、一人の世界に入るということを。

そこでエネルギーを補充し、何とかバランスを保っていた。

それがわかったので、このセッションの後からは、私は彼に何かを要求するのをやめました。一緒に何かやりたいときも、誘いはするけれど、断られれば、そのまま受け容れるようにしました。

そして、「自分をまず最初に大切にすること」の重要性を話しました。シャンペンタワーの法則を。

そして、このセッションで、彼は、アシュタールさんにお会いしました。(息子の挨拶、「いつもなるっちがお世話になっています。」というのが可笑しかったです。(^^ ) 彼は、アシュタールさんと私の関係をだいたい知っています。)

このとき、アシュタールさんが息子に与えたメッセージは、以下のようなものでした。

「確かに現実は大変で、生きることも大変で、いろんなものを抱えているのはわかるけど、きっとそれでも、生きていれば何とかなる。いずれ何処かで花は咲く。

自分の人生の何処で花咲くかわからないけど、、すごく疲れたりするし、つらいし、重たいし、一人になりたいし、なりたいというかならないといけないし、、それはわかるけど、それを繰り返していって、ちゃんと耐え抜いて生きることで、置かれた場所で花は咲く。

こんなぐにゃぐにゃした気持ち悪い地面でも、ちゃんと花は置かれた場所で咲く。

置かれた場所で咲きなさい。」

「置かれた場所で咲きなさい」

この言葉を、息子は座右の銘にして、私への母の日のメッセージにも使ってくれたんですね。

じっちゃん、アシュタールさん、彼を支えてくれている上と下の皆さん、そして、私の世界において愛のシンボルとして輝いてくれる息子自身にも、私は深く感謝です。

 

narudeko: